ライジングパトス のバックアップ(No.3)
ライジングパトス †
- 作者
- 悠川 白水
- イラスト
- みやび
コミティア122にて第1章頒布
コミックマーケット93にて全編頒布(予)
Pixivにて第1章公開中
あらすじ †
大震災からあと数ヶ月で2年となる初冬のこと。
自転車操業が続く小さな探偵オフィスに来た、異国の少女……彼女が発した言葉は、完全に頭がイっちゃってるような内容だった。
「い、隕石が……数ヶ月後のバレンタインの日に、隕石が、落ちてくるんです!」
探偵オフィスのうら若き主・菊迦(きっか)はとことん困り果てるが、それが下手すると色々世の中大ピンチになりそうな事件のはじまりだった……
電書魔術、黎明期の中の黎明期・チェリャビンスク州隕石落下事件を巡る攻防を描いたバトルファンタジーライトノベル。
目次 †
1・隕石と電書魔術とおすし(Pixivにて閲覧可能)
2・端末の在処(オフライン版のみ)
3・猛き異国の刺客(オフライン版のみ)
4・ライジングパトス(オフライン版のみ)
5・蓮の花(オフライン版のみ)
書誌情報など †
A5版/1段組/80P/約4万字/300円(イベント頒布価格)
作中に登場する電書魔術 †
- コメンジーア・オスシ
- お寿司がぽんっとお皿に次々出現する、最初期に研究開発された電書魔術。
音声認識「コメンジーア・オスシ・(ネタの名前)」で発動する。
特定座標へ、現在位置から最も近くにあるお寿司を、ワープさせるのがその正体。
お寿司をワープさせるのは、本格的な転移魔術へと発展させるための実験用魔法である。
が、質量が小さいことと開発者の趣味で、よりにもよってお寿司が選ばれた。
この電書魔術が応用&悪用され、ある事件が起きたことから、事実上物語がはじまる。
- フォーリングディスペア
- コメンジーア・オスシのプログラムをベースに大規模改造したもの。
一種のトラクタービームのようなものを発して、あらかじめ設定された特定質量の物質を、特定座標に向けて牽引する。
使用されたフォーリングディスペアを詳細解析したところ、これを宇宙に向けてしぶとく照射した結果、ある小さな隕石に偶然ヒットして地球に隕石が向かってくることが判明する。
- ライジングパトス
- 元々は弾道ミサイルの完全迎撃のために研究開発されていた、新しい概念の電書魔術。
これにより此の世のすべての核戦力を事実上無力化し、平和世界の実現を目指した。
電書魔術の時代を切り拓かんとする、研究者達の情熱を体現するため、ライジングパトスと名付けられた。
その内容は、地表を水平基準として、対象の物質を90度に強制垂直落下させるというもの。
簡単に表現すると、航空機や空飛ぶヒーローが突然垂直に墜落する現象、弾道ミサイルやロケットが、発射直後に噴射状態でそのまま発射台へと垂直に戻る現象が起きる。
菊迦曰わく「見た目が愉快な怪奇現象」
問題の隕石は地表に対して垂直落下した場合、大気圏の熱と圧力が極大化し燃え尽きると考えられたため、落下角度を垂直に補正することで、隕石の迎撃を達成しようとしたのだが……?